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7 years ago

フロント ロワアームブッシュ交換

ルーテシアのフロントロワアームブッシュ交換。

ブランドはパワーフレックス。

Powerflex

Front arm front bush camber adjustable

Front arm rear bush caster offset

Rear beam mounting bush

2ヵ所の車体側ブッシュの前側はブラックシリーズのキャンバー調整タイプ。専用の引っ掛けスパナで偏芯カラーを回して調整する方法だが、タイヤが接地したままの調整は手が入りづらいのと調整量が目視できないので厳しい。純正に対してはタイヤがストローク方向のバネがなくなり、フリクションは同等か多少大きくなると思われる。純正もゴム容量は小さく外力に対してはそれほど大きくは動かないのでキャンバー調整が出来るようになることがメリット。

リア側はブラックシリーズではなく通常シリーズのアンチダイブ&キャスター調整タイプ。写真の偏芯カラーはワンオフで作成したもの。パッケージ同梱の偏芯カラーは調整量がもっと多いが、左右差を補正する程度の調整量で十分だったのと、調整量ゼロにしようとすると取り付かなかったため、ワンオフで作成した。

純正ブッシュは径は大きいが、スグリが入った硬度も低いゴムのため、横Gやブレーキや加速はもちろん、ワダチやデコボコの路面不整等の外力でかなり動いていた感覚があった。位置保持精度を高めて操舵時応答の正確さを向上しかったので交換。アンチダイブはせっかく交換するので、試しにと選択した。

交換後は街乗りでは国道走行時の直進性が上がり、路面外乱に対する安定性も向上した。操舵応答性も上がった。乗り心地や音振の変化は感じない。サーキットでも操舵応答性が上がりコーナー侵入や切り込みで曲げるのが楽になった。気にしていたロール量は変化を感じない。ただ純正ブッシュのままのリアトーションビームブッシュとのバランスが悪くなり、リアが流れて巻き込んだり、ブレーキングで姿勢を崩したりと悪い癖も出るようになった。

リアブッシュも早々に変えなくては。


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7 years ago

リア トーションビームブッシュ交換

ルーテシアのリア トーションビームブッシュ交換。

交換するブランドはパワーフレックス。

Powerflex

Front arm front bush camber adjustable

Front arm rear bush caster offset and anti-dive

Rear beam mounting bush

純正ブッシュは上下にスグリの入ったゴムブッシュ。形状から受ける印象とは違い段差乗り越しではしっかり衝撃をいなしながらも位置保持精度は高いと感じていたし、コーナリングではコンプライアンスでトーインを増やして限界を高める役割をしっかりと果たしていた。だけれども、フロントをウレタン製のパワーフレックスにすると、バランスが崩れてコンプライアンスの悪さが目立つようになってしまったので、交換することに。

作業は単純なブッシュ抜きと思っていたら、実物を見るとつば付きでトーションビームに付き当て圧入されていて、プーラーを引っ掛ける隙間がない。思案した結果、純正ブッシュの再利用は諦めて樹脂製のつばを割ってプーラーを引っ掛けた。

ブッシュ抜き作業はトーションビームを車載のまま実施。プーラーは75mmまで対応だがボルトの調整幅ギリギリ。

純正ブッシュを抜いてみてびっくり。ブッシュの外筒も緑の樹脂製だった。軽量化なのか、コンプライアンスを制限するつばをゴムではない硬い材質にするため一体成型するのに安価な方法なのか。

交換後のインプレッション。

街乗りでも明確に分かるほど操舵応答性が上がり、正確性も増した。操舵してからのリアの応答が早く旋回姿勢に移るのが早い。なので、交換前と同じように操舵すると意図したラインより内側に入ってしまい、センターラインを踏みそうになる。サーキットでは速い操舵でも応答遅れが少なくラインが決まる。切り返しでは正確で安定した後輪応答で姿勢が崩れにくく、限界を探りやすい。高速コーナーも終始安定。

乗り心地は限られた条件で少し悪化。ブッシュでの吸収が無くなり、突起の乗り越しのインパクトが増えた。

ブッシュ分の捻りバネが無くなったはずだがあまり感じない。純正もスグリが大きく捻りバネ定数は高くなかったのかもしれない。フリクションは増えたはずだが悪さはなく、バウンスやピッチを減衰してくれているように感じる。

純正の前後ブッシュも操縦性と乗り心地のバランスが高くとても好きだが、ハイグリップタイヤを履いたサーキット走行での満足度はブッシュを強化したほうが格段に高い。


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